「妖精の女王」とても簡単なあらすじ

パーセル作曲「妖精の女王」のオペラ公演が12月11日13日にありますが、
以前、私が「妖精の女王」を勉強していたときに
あらすじを書いてまとめていたものがありますので、
今日はそちらを載せたいと思います。
ただ、とてもとても簡単にしています。
オペラをご覧頂くときに知っていると楽かな?
という観点で書いてありますので、ご了承ください。
書いていない部分などは、当日会場でお楽しみ頂ければと思います。

(今回の北とぴあ公演は、演奏は原語の英語で、
演劇の部分は日本語で上演されます。
あらかじめ物語を知らない方が良い方は、
この先はお読みにならない方が良いかもしれません。)

「妖精の女王」(真夏の夜の夢)全5幕
登場人物

【人間界】
公爵(裁判官的役)
イージアス(ハーミアの父)

ハーミア(イージアスの娘、ライサンダーの恋人)
ライサンダー(ハーミアの恋人)

ディミトリアス(イージアスが気に入っている若者。ディミトリアス自身もハーミアと結婚したい)
ヘレナ(ディミトリアスの元彼女。まだディミトリアスが好き)

町の職人さん達(ボトムさん 他)

【妖精界】
オベロン(妖精の王)
タイテーニア(妖精の女王)
パック(オベロンの使いの妖精)

*このオペラは、劇→音楽、劇→音楽、が繰り返されます。
*劇の中に組み込まれた音楽会のような部分が多くあります。
*歌手は妖精達となって音楽を奏でるという立場になっています。

第1幕
イージアスは娘ハーミアを公爵の元へ連れて行く。それは自分のお気に入りディミトリアスと娘を結婚させるためであった。法律では父親の言いつけを守らないと尼になるしかないので、判決では娘ハーミアとディミトリアスが結婚するべきであるとなる。それを避けるため、ハーミアとハーミアの恋人ライサンダーは駆け落ちを計画する。しかし、それを友人ヘレナに伝えてしまう。そしてヘレナは元彼のディミトリアスの気持ちを取り戻すために、二人の駆け落ちをディミトリアスに知らせるのだった。

町の職人達は、翌日のハーミアとディミトリアスの結婚式のために劇を練習しはじめる

妖精の女王タイテーニアは夫オベロンと喧嘩中。タイテーニアがインドの少年に入れこんでいるので、オベロンはその子を小間使いに欲しいと揉める。妖精達が登場し、女王の願いで音楽を奏でるのだった。

第2幕
オベロン王とタイテーニア女王はまた喧嘩をしている。頭に来たオベロンは、仕返しを考える。花びらの汁に魔法をかけ、その汁をかけられた者は、目覚めたときに見た者を好きなるようにすることが出来るのだ。それをタイテーニアにかけることにした。そして、オベロンは森に迷い込んできた男女を見て、好きな人に愛されていないヘレナに同情する。ヘレナが思いを寄せているディミトリアスにも、その花の汁をかけるよう、妖精パックに命じるのであった。

森には妖精の女王タイテーニアが現れ、妖精達も呼ばれる。そして女王のために音楽が奏でられるのであった。

第3幕
パックは、森でお目当ての男性をみつけ花の汁をかける。しかし、その男性はディミトリアスではなく、ライサンダーであった。ライサンダーは起きたときに、森に来たヘレナを見てしまい、恋に落ちてしまった。

町人たちが、森で演劇の稽古を始めた。パックはその様子を見ていて、最後にはボトムをロバへと変えてしまう。そこへ女王タイテーニアが目を覚まし、ロバになったボトムに恋をしてしまう。タイテーニアは、ボトムに素敵な音楽を聴かせようと、妖精達に音楽で楽しませるよう命じるのだった。

第4幕
花の汁を間違った男性にかけたことに気が付いた、オベロン王とパック。間違いを正そうと、オベロンがディミトリアスに花びらの汁をかける。そこへヘレナがきて、ディミトリアスもヘレナのことを愛してしまう。二人の男性に急に愛されてしまったヘレナ。そして、2人の男性が急に自分の事を好きではないと知ったハーミア。4人での喧嘩が始まる。そして森で眠りにつくのだった。

パックの仕事のお陰で、女王タイテーニアは可愛いインドの子をオベロン王に渡した。満足したオベロンは、タイテーニアの魔法を解くのだった。

朝日が昇り、目覚めの音楽が流れる。オベロンの誕生を祝い、音楽が流れる。

第5幕
公爵と父親イージアスが狩りのために森へきて、男女4人が寝ているのを見つける。起きた4人は昨晩の不思議な出来事を話し始めた。思いを取り戻した4名は、ハーミアとライサンダー、ヘレナとディミトリアスと丸く収まり、公爵とイージアスもそれを認める。しかし、昨晩の出来事が信じられない公爵。そこへオベロン王が現われ、魔法の力によって音楽会(婚礼の曲など)が催されるのだった。


と、こんな感じにまとめてみました。
細部まで行き届いていないものですが、
これを元に、オペラ楽しんで下されば嬉しいです。

現場は、昨日から会場のセットで稽古に入りました。
今回のステージ、本当に美しいです。
演奏もしっかり頑張らなくてはと、毎日気合いを入れて稽古に向かっています。
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Commented by めぐまま at 2016-08-25 16:07 x
妖精の女王のあらすじありがとうございます。実は、コペンハーゲンの王立劇場での何か鑑賞をしようと思って、演目を探していたのですが、日程がなかなか合わずこのオペラの席を取ることになりました。オペラは敷居が高かったのですが、この際!と思って席を確保したものの、内容がわからず困っていました。あらすじをプリントアウトして持参します。ありがとうございました!楽しめそうです。
Commented by purcellh at 2016-08-29 10:02
めぐままさま

わざわざコメントありがとうございます。コペンハーゲンで鑑賞されるんですね。羨ましいです。パーセルは一般的には非常に有名な作曲家ではありませんが、とても美しい曲を書かれています。派手なオーケストラではありませんが、いぶし銀のような控えめな輝きとでもいいましょうか。是非楽しんできてください。

ストーリーは「人が入れ替わる(勘違いされてしまう)」というところを理解されるのが少し大変かもしれません。四人の若者のお名前と役所(やくどころ)を把握されれば、わかりやすいと思いますよ。

素敵なお時間となりますように♪

ひろせなお



by purcellh | 2015-12-09 11:46 | 日々のこと | Trackback | Comments(2)

声楽家としてのお仕事のこと・英国留学のことなどをつらつらと書いています。良かったらお読み下さいね♪


by purcellh
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